優しい父

私の父は83歳ですが、80歳の頃から
認知症の症状が出てきました。
とても穏やかな優しい人で、
私は幼い頃から父に叱られた事がほとんどありません。

その父が一週間前に、40度の高熱を出して
救急車で運ばれ、そのまま入院しました。
尿に細菌が混入して急性腎盂炎に
なりかけていたのが原因でした。

最近の父は、毎日の日付を覚えていられない為に、
数日後に予定していた尿検査が、
今日なのか明日なのかと、気になってしかたなかった様です。

おまけに看護婦さんから「おしっこを我慢して来てネ」
と言われていたので、真面目な父は
トイレに行く回数を減らしてしまった様なのです。

今は熱も下がり退院しましたが、
入院生活で環境が変わったせいか認知症が進み、
永年住み慣れた家なのに、引越して来たばかりだと
思い込んでいて、「周りに挨拶に行かなくては・・・・」
などと言ったりします。
すぐ向かいに住んでる私にも、
「そんなに近くに居るならちょくちょく遊びにおいで」
と嬉しそうに言います。

小さい頃は、父の仕事が忙しくて、
遊んでもらった記憶はほとんどありませんが、
父が退職してから私に双子が産まれたので、
育児にはずいぶん協力してもらいました。

授乳時間になると忘れずにやってきて、
一人分のミルクを飲ませてくれて、
それだけでもずいぶん助かりました。

私が働いてからは、保育園の送り迎えをしてくれたり
二人を公園に連れ出してくれたりと、
その時もとても助けられました。

そんな優しい父なのに、
作り話や同じ話を何度も何度も聞かされると、
うんざりする事があります。
話の内容には勘違いや他人への悪口もあり、
私の心に余裕のない時には面倒で
顔すら見たくなくなります。

私は、毎日『親の時間』の仲間と電話で
話を聴きあう時間を10分ずつ持っています。
気になっている事を、感じたまま話せるので、
心がとても軽くなります。

話を聴いてもらうと、少し心に余裕が生まれて、
また父の顔が見たくなります。

みっちゃん
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Author:わこ
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