気持ちを伝える

みゆの原稿です。

私は子どものとき、母に何度も
「変わってる」と言われていました。
母の言う「変わってる」の意味は、
私の嗜好、行動、味覚、服装など
様々な事柄に関してでした。

なかでもひどく傷ついたのは、味覚と服装です。

洋服を母と一緒に選ぶときは、
いつも「そんなんで良いの?」が
私に対する母の反応でした。

味覚に関しても、成長して自分で
調理するようになると、使う材料や
出来上がって私が食べている物に関して、
「こんなのが美味しいの?」と言われる始末でした。

長い間そんな言葉を言われ続けていると、
もはや私は自分の感覚が信じられなくなりました。
たとえ私がどれだけ美味しいと感じていても、
他人は同じ感覚を持つはずがないと考えるようになりました。

誰かと食事を一緒にしても、味覚に関する
感想ををほとんど言うことなく、
心の中で味わうだけでした。

でも、最近になって、やっと
私のことを理解してくれている
「親の時間」の仲間とだけは、
自分で作ったパンやお菓子を
食べてもらうことが出来るほど、
信頼関係を築くことが可能になりました。

正直に私の気持ちを口に出してみました。

心の中で思うだけではなく、
実際に相手に「本当に美味しい?」と、
何回も確認までできるようになったのです。

美味しいという反応をもらって、
うれしかったのは言うまでもないことですが、
何より私の気持ちを、相手に伝えられたことの方が
私にはずっと嬉しい出来事でした。
                                                            みゆ
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