感動したお話「白い帽子」

まきちゃんの原稿です。

「読書感想文」

娘の学年が変わる4月は、教科書も新しくなり、
毎年見せてもらうのが楽しみです。
特に国語の教科書が好きで、
今年はどんな話が載っているのか
ページをパラパラめくると、私の目に
今西祐行という名前が入ってきました。
「一つだけの花」、「作 今西祐行」。

私が小学3年生の時、夏休みの宿題の一つに
読書感想文を書くというのがありました。
私はこの人の「ねことオルガン」
という本を読んで感想文を書きました。
硬い表紙の本など、めったに買ってくれた
ことなどなかった母が、「宿題だから」と
特別に買ってくれた本でした。
自分で選んだのか、母が勝手に選んだのか
覚えていませんが、私はこの本の感想文で
生まれて初めて表彰状と景品をもらいました。

夏休み明けのある日の学校で、
担任の先生が「君の感想文をコンクールに出すから、
先生が直したほうが良いところを書いておいたよ。
家で新しい用紙に清書しておいで」と
作文用紙を返されました。

返された作文用紙には、先生が採点によく使う
赤いインクのペンの二重線で私の文を消して、
新しい文が付け加えられていたり、
矢印で文の位置を変えるように指示されたりと、
赤インクが私の鉛筆の文字より目立っていました。

家に帰ってから、母にコンクールに
私の感想文を出すことになったと話すと、
兄のことを誇らしげに言うときのように
「すごいねえ、早く清書しなくちゃね」と
嬉しそうに言いました。

私は先生から「コンクールに出す」と言われた時、
特に嬉しいとは思いませんでしたが、
母の弾んだ声や様子を見て
初めて嬉しいと思いました。

『私のことも勉強のできる兄と同じ様に
自慢に思ってくれるかな』と、思った気がします。
でも、家で赤ペンだらけの文を清書していると、
この感想文が「自分のもの」のような
気がしなくなってきました。

ただの清書なのに、書き終えるまで
すごく時間がかかったのを覚えています。
それに私は、今はこの本の内容を
全く思い出せません。
本も手元に残っていません。

ところが、今回娘の教科書を読んでいて、
とても好きなお話に出会いました。
「白い帽子」、「作 あまんきみこ」。
この本を読んで、とても感動したので、
その想い書きたいと思いました。

タクシー運転手の松井さんという人と、
松井さんのタクシーに乗るお客さんのお話です。
こころがほんわかと温かくなるお話で、
そのことを感想文にして、作者に届けたいと思ったのです。

書店で「松井さん」が出て来る他のお話も読み、
作者のあとがきも読んだとき、
本を読んだ子ども達から手紙をもらう嬉しさが書かれていました。
読み終えた手紙は「宝箱」の中にしまっておくそうです。

感想の手紙はまだ書けていませんが、
私の感想文も「宝箱」に入ることを願って
いつか送りたいと思っています。

小学生の時に感想文を書いた「ねことオルガン」も
機会があればもう一度読んでみたいと思っています。
今の私が読んだら、どんな感想を持つのかを
楽しみにして、この本を探そうと思います。

まきちゃん
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