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母に素直な気持ちを伝えたい

匿名さんです。

母は6年前に再発してから続けて来た
抗がん剤をやめました。
何故なら、抗がん剤は
強い副作用がありましたが、
完全に治癒することはなかったからです。
体調も思わしくなく、母自身抗がん剤は
十分やりつくしたと思ったので、
積極的な治療はせず、食事や
自分なりのケアでやっていくと決めました。

医師と父は、抗がん剤の継続を勧めましたが
母の意思は固く、二人は最終的に
母の考えに同意しました。

治療方針が決まったので、医療スタッフは
両親に今後のケアサポートを説明しました。
緩和ケアの看護師は、母と父の話を
じっくり聞き「お二人の話に涙が出ました」と
話し、理解を示してくれたので、
母は今後の方向性に少し安心したようです。

そして何より治療のため頻繁に
病院に通わなくてよくなり、
心身ともに楽になったと話しています。
医師に「いつも節目には必ずご自分の
意見をはっきりいいますね」と
言われたと母は笑っていました。

私は母の考えが周りの人に
伝わって嬉しく思いました。
家族の中でいつも主だって
意見を言ったりすることはなかったけれど、
母には明確な考えがあったと思うのです。
今よりも女性の考えが尊重されず、
話を聞いてもらう機会もない中に
生まれ育ってきて、自分の考えを
主張することは難しかったことでしょう。

「お母さんが病気と向き合って
周りの人とやってきたことは、
私の励ましになるよ。
お母さんの話、聞きたいよ」と言うと、

「こうやって話を聞いてもらってると
涙が出てくるね。もう涙も
出ないと思っていたよ」と言う母。
私は「泣くことはいいことなんだよ。
元気になるし、考えが整理されて
いい考えが思いつくんだよ」と言いました。

母がどんな思いで生きてきたか、
母なりのやり方で生きようとすることを
少しでも知ることができるのは、
私にとって嬉しいことです。

でも、私自身が母の話を聞くとわいてくる
母を失ってしまうかもしれない恐怖や
小さい頃に言えなかった
さみしさや不満や不安な
気持ちを「親の時間」の仲間に
聞いてもらい、たくさん泣く必要があります。
そうしたら、どんなに母のことが
大好きだったか、そして現在も
とても大切に思っていることを
思い出すことになるでしょう。

一番身近にいた母という女性の
話を聞くことで、あらためて女性の強さ、
賢さ、すばらしさを私なりに振り返ることで、
小さい時に言えなかった母に対する
気持ちを素直に伝えられたらいいなと思います。
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