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あきらめずに泣いた妹

青森クラスのまきこからです。

わたしの子ども時代のことを思い出して
気がついたことがあるので
そのことを書きたいと思います。

わたしが小学生だったころ、
あるスーパーマーケットが近所にできました。
開店当初は先着〇名様に
砂糖やバケツが無料で配られる、
ということで、それをめあてに
母も長い列に並んだけれど、
とても混んでいて大変だったと話していたました。

その後そのスーパーには、卵が安い日は
「おひとり様1パックまで」の頭数をかせぐために、
母と一緒にわたしも行ったりしました。

ある時妹が母と買い物に行き、
お菓子の入ったサンタクロースの
ブーツを買ってもらいました。
「欲しい」と店の中で泣いたため、
しょうがなくて買ったとのこと。
わたしがお菓子をねだっても
買ってくれたことなどなかったので、
本当にびっくりしました。
「そんなことが許されるなんてずるい。
泣けばなんでも許されると思って」
わたしも他のきょうだいも
妹に八つ当たりをしました。
妹は母からも「安い卵買いに行ったのに
かえって高くついた」と言われていました。

このことは今ではすっかり笑い話と
なっているのですが、最近妹と
わたしと母の間でこの話題が
久しぶりに交わされました。
「泣くから根負けしたんだよ」と話す母。
「あのときは・・・」と自嘲気味に笑いながら話す妹。
そんな妹に「よくあきらめないで欲しいって泣いたね。
賢かったんだよ」と初めて言えました。

泣くことはわがままでずるいことで、
非難されることだと思っていました。
お菓子を買ってもらえたのは
妹が特別に愛されている証拠だ、
うらやましいとも思っていました。

でも、ただただ妹はあきらめずに
泣いただけなんだ、それだけなんだと
シンプルにそう思えて自分でも驚きました。
それを妹に伝えられてよかったです。

母は泣くのを聞ける人ではなかったし、
店の中で妹が泣ききるのを待っていられる
状況でもなかったでしょう。
泣きやませたくて買うことにしただけだ。
それは、わたしが妹よりも
愛されてない証拠にはならない。
泣く力を妹はまだ持っていて、
わたしは失くしていた、その違いがあっただけ。
泣くだけ泣いたら妹は案外
「やっぱりいらない」と言ったかもしれない。

わたしや他のきょうだいが
「ずるい~」とか「わたしも欲しい~」とか言ったり、
怒ったり泣いたりするのを聞いてくれる
大人は私たちの周りにいませんでした。
そんな状況の中、きょうだい同士で言い合って、
怒りをぶつけ合うことから、
だんだんと笑いに変えることで
助け合ってきたことにも気がつきました。

まきこ
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