鬱病と診断された夫を励ます

こっちゃんの文章です。

夫は9年ほど前から、気分の激しい落ち込み、
めまい、耳鳴りなどの不調を訴えるようになりました。
はじめは、自分の不調を「体の病気」だと信じ、
ありとあらゆる検査を受けましたが異常なし。
最終的に心療内科で「うつ病」の
診断をうけ薬を処方されました。

幼少から親の期待にこたえ、
「自慢の長男」として成長していた夫。
就職、結婚、子の誕生、
と世間一般に言われる「幸せ」を手に入れ、
独身の友人たちにもちょっと自慢げだった夫

順風満帆だったはずの自分が
「うつ病です。向精神薬を飲んでください」
と宣告された瞬間はいったいどんな思いだったでしょう。
会社にはもちろん、友人、親姉弟にも
自分の現状を打ち明けることができず、
だまって薬をのみ、通院しはじめました。

「自分のやりたいこと」より
「親の求めること」を優先し、
「自分の夢」より「生活の安定」を優先し、
「自分の欲求」より「世間からどう見られるか」
を優先してきた夫はだぶんもう、限界だったのだと思います。

そんな夫にどう声をかけたらいいのか、
正直分かりませんでした。
産まれたての子どもを抱きつつ私もまた、
全く余裕のないものすごい混乱の中にいたのです。

「(何が何でも会社だけは行って、
給料は持って帰ってきてよね)」
「(病院に通いはじめたんだから、
ほっといてもそのうち良くなるよね)」
「(稼いでくるのがあなたの役目なんだから、
自分でなんとかしてよね)」

日々そうやって、夫のSOSを
見て見ないふりをしていました。
でも本当はあの時点ですぐに、
夫にはたくさんのサポートが必要だったのだと思います。

「本当によくがんばってきたね、
少し、休まない?」
「休むことでたくさんの恐怖が
湧いてくるだろうけど、決して一人にはしないよ」
「これからどうやって生活していくかも、
一緒に考えよう。絶対に突破口が見つかるよ」
「どんな状態のあなたも、大切な人だよ」

夫に本当に必要だったのは、
医師や薬の前に、きっとそんなやさしい、
誰かの寄り添いだったのではないか。

たくさんの時間たくさんの仲間に、
自分の偽りない気持ちを吐き出し
余裕と柔軟性を取り戻した私は、
やっと、そのことに気付くことができました。
そしてもちろんあの時の私にも、
十分なサポートが必要でした。

人と人とが寄り添いあい助け合う。

もっともっと誰とでも気軽に、
そうやって繋がりあえる社会を作っていきたいと
今は思っています。

こっちゃん

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