満員バスの中であかちゃんが泣いた時

「親の時間」のメンバーの人が、
「とても良い記事を読んだのよ」と言って、
知らせてくれました。
本当に素敵なエピソードなので、
ここで紹介します。

私が東京に住んでいたある12月半ばを過ぎたころのことです。
私が乗ったときはそんなに混んでいなかったバスが、ある病院前に
停車してからどっと多くの人が乗り、
あっという間に満員になってしまいました。
バスが走り出した時、後方からあかちゃんの、
火のついたような泣き声が聞こえました。
ギュウギュウ詰めのバスと、人の熱気と暖房とで、
小さなあかちゃんにとっては苦しく、
泣く以外に方法がなかったのだ、と思えました。
泣き叫ぶあかちゃんを乗せて、バスは新宿に向かい走っていました。
バスが次の停留所に着いた時、後方から、
「待って下さい。降ります」と、若い人の声が聞こえてきました。
同時にあかちゃんの泣き声も近づいて来ることで、
泣いたあかちゃんを抱いている、おかあさんだと分かりました。
彼女がお金を払おうとしたら、運転手さんは「目的地はここですか?」
とききました。
その女性は、「新宿までなのですが、子どもが泣くので、
ここで降ります」と答えました。
すると運転手さんは、
「ここから新宿駅まで歩いて行くのはたいへんです。
目的地まで乗って行ってください」
と話し、急にマイクのスイッチを入れました。
「皆さん!この若いおかあさんは新宿まで行くのですが、
あかちゃんが泣いて、皆さんにご迷惑がかかるので、
ここで降りると言っています。
子どもは泣きます。あかちゃんは、泣くのが仕事です。
どうぞ皆さん、少しの時間、あかちゃんとおかあさんを
一緒に乗せて行って下さい」
ほんの何秒かが過ぎた時、一人の人が拍手をしました。
その拍手につられて、バスの乗客全員の拍手が返事となったのです。
若いおかあさんは、何度も何度も頭を下げていました。
今でもこの光景を思い出すと、目頭が熱くなり、
ジーンときます。
私のとても大切な、心にしみる思い出です。





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